伝統。

木曜夜からソロコンサートで長野へ行ってきました。
ちょうど新国立劇場で仕事があり、そのまま初台から高速に入るバスに乗り込み4時間。
寒波到来で−14℃まで冷え込む日もありましたが
昼神温泉のとろとろのお湯に浸かって身体はぬくぬくでございました。

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ちょうど地元中日新聞さんのミニコミ紙の1面カラーに私たちの記事が!

前ノリして身体と精神を研ぎ澄ませ 地元の方々と触れ合い
背筋の伸びるような寒さ 透き通る青空のもとふらふら散歩。
昔の記憶を呼び戻しながら弾いた悲愴ソナタは
いつものロビーコンサートとは何か違う感覚でした。

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昼神温泉郷のいちばん奥にひっそりと佇む十時屋加否茶館のパンケーキ。
実はパンケーキが苦手で七里ケ浜bills以降パスしていたのですが、これは美味しかった。
昔懐かしい古き良き伝統の味で、地元では有名店だそうです。


伝統というと.....話は変わって.....
最近気になってフォローしている話題の橋下市長の、府知事時代から続く改革に纏わるニュース
大フィルや文楽への補助金大幅カット問題の行方が心配です。
改革自体はやむを得ないし、今の日本に最も必要なこと。
彼くらい派手にやって世の中の歪みを叩き壊していかないといけない。
それももっと大きな国単位の規模で。
でも歪みの原因はそこじゃないだろう、と思うわけで。


橋下さんは大阪で文楽を鑑賞したあと「もう2度と文楽を観ない」と言い放ち
さらには、「人形を3人で動かすのは人が多すぎるから1人でじゅうぶん」
というような発言をされたそうです。

もうちょっと文化に理解のある政治家なのかと思っていたので残念です。
知らないなら知らないにしても、知らないからこそ下せる判断などと賞賛はできない。
文楽が文楽でなくなる、まったく別のモノになってしまう危機ですし。

確かに例外もあります。
かの有名な曾根崎心中の初演時は人形を1人で扱ったと言いますし
昨年文楽界に斬新な風を送り込んだ杉本博司さんの手がけた曾根崎心中もやはり1人でした。

しかし、それとこれとはまた別で、、、

なんでも新しいことを始めるにはまず古き伝統を理解してそれを踏まえなければならない。
伝統を削ってできる新しいことなんて何もない。


今後この問題がどのように解決していくのか。。。。。



一気に色々な事を考えた長野滞在でした。



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雪がふるいにかけた粉砂糖みたいにきれいに積もりました。
長野の大自然が大好きです。
今週は北のほうに行きます ←笑
by minori557 | 2012-02-20 01:35 | concert report