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定番のクリスマスナンバーを何度も何度も弾く12月
最後の最後で、ステキすぎるナンバーに出会うことができました。

The most wonderful birthday of all

選曲者のセンスがキラリ☆
うん、美的センスの合う仲間と一緒に音楽していくことが大事なんだな。


みなさまもすてきなクリスマスをお過ごしください。
by minori557 | 2013-12-24 01:37 | movie

映画Crazy Horse Parisに思う

昔、パリで一度だけ訪れた「クレイジーホース」
ショーが終わって、フワフワした気持ちでモンマルトル下の
エロティズム博物館を深夜にうろつきながら(どんなフルコースだ、、、)
NYですら味わうことのなかった、質の違うカルチャーショックを
ゆっくりと受け入れようとしていた記憶が蘇った。。。


そんな世界一を誇るヌードショーを魅せる「クレイジー・ホース」の
舞台裏に迫ったドキュメンタリーをようやく観ることができました。

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魅せる事へ命を賭ける人々の、並々ならぬショーに賭ける情熱のなかで、
フェリーニとファスビンダーとマイケル・パウエルに影響を受けているという
芸術監督のアリ・マフダビの言葉が残った。


若くて綺麗は当たり前。
それからは自分の美に責任を持たなければならない。
歳を重ねると若いイメージに固執しがちだ。
25歳を過ぎたら女性の美しさは自分で築き上げるものだ。

容姿を鼻にかける子は舞台で映えない。
自分の美しさに自信があるので必死で努力する必要がないからだ。
でもコンプレックスを持つ子は、自分磨きに精を出す。
だからハンデを乗り越え、舞台では魅惑的で謎めいて見える。

この世に醜い女性はいない。
美を拒否する女性はいるし、怠惰な女性もいる。
だが美の資質があれば生まれつきの容姿を超越できる。

その女性の美しさやエネルギーに称賛を送るには、
地球上の愛を全て与えても足りない。

クレイジーホースのショーを初めて見たとき、
こんなに美しいものがあるのかと思った。
このすばらしさは直接見て感じるしかない。



熱くて打ち抜かれた言葉。



そしていちばん興味深かったことは、彼のクレイジーホースへの思い入れが狂気の域に達していて(あの目ヂカラ!)それはもはや製作スタッフとしての客観的視点が完全に失われていたことでした。制作者がマニアの目線になってしまうことは、多くの場合独りよがりになってショーを成功へと繋げることができなくなる。それでも成功しているのはなんで・・・???


自分が制作者なら、観客の立場でショーを観た時にどう感じるかを真っ先に考える。
現実に、少なくとも、自分の創るショーで自分自身も出演しなければならない場合は、いつも冷静な自分の目をどこかに保つよう心がけています。
弾くことに陶酔してしまうと、チームで動いている場合、崩壊してしまう。


わたし自身、豪華客船やホテルでのショーを手がける機会が増えてきたこともあり、日々キャスティングと演出と稽古時間のやり繰りで悩み、頭の中でちょっとした妄想劇を繰り広げながら生活しています。

なので、例えばつまらないオペラで、こちらは声楽的な観点から観てなどいないのに「ハイC出まーす。こんなに伸びまーす!」と自慢げに歌い上げられようが(最近、高いチケット買ってヒドイ本場もののオペラを観てしまった経験有り)、身内ばかり呼びつけて成立しているドメスティックな演奏会で「満員になった。盛り上がってよかったでしょ?」と鼻高々で言われようが『そうね、良かったね、でも大事なこと忘れてない?』という気持ちになることも。


観客は、ここではないどこか非現実の世界へ連れて行ってくれる、という幻想を求めてコンサートや観劇に出かける。(少なくとも、わたしはそういう公演を選んで足を運ぶ)
そのような思いを抱いて期待に胸を膨らませてシアターに来る人々を喜ばせること。何も求めていなかったけど通りがかったら素敵なショーをやっていて、興味はなかったけれど思いがけず非日常を体験できました、ありがとうございます、と言われることが目標。


それは間違いなくアートではなくエンターテイメントじゃんと言われても仕方ないと思っていて、葛藤でもあったのだけれど、クレイジーホースのアリ氏を観て、素材を揃えて限界まで突き詰めればエンターテイメントは最高のアートになりうるのだなあ、と思い知ったところです。
それにはやっぱり、先ずはキャスティングなんだなあ。
綺麗に並んだお尻とスラリと伸びた脚を眺めながら、納得しました。


そんなことを考える余地を与えてくれた「クレイジーホース・パリ〜夜の宝石たち
ラストの、一瞬オチかと思うようなフィナーレも、
ああバランスとってるんだなと笑って拍手を送る事ができます。
とても良い映画だったので、ステージに携わる人に是非観ていただきたいおすすめの1本です。



p.s.
さらにはアリ氏、「フランス政府は、クレイジーホースをもっと奨励すべきだ!」とのたまっておられました。笑
by minori557 | 2013-05-17 20:34 | movie

*edie sedgwick

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一目見た瞬間から固まってしまったほどの美人
イーディ・セジウィックとペネロペ・クルス
私にとってはこの世にこの2人だけです。

たとえばオードリーやカトリーヌも美人だけど、タイプじゃない。

ファクトリーガールからだいぶ時が経って、CIAO! MANHATTANをやっと観ました。
あの強烈に可愛いイーディが、演技だか薬漬けのままだかわからない状態で映ってた。
公開直後、オーバードーズで亡くなったのですよね。
ひどい映画だったけど動くイーディを見る価値はあったかな。
by minori557 | 2012-05-06 21:32 | movie

いろいろ記事が前後してますが、、、
本年度のアカデミー賞作品賞をはじめ5部門で受賞した
アーティスト」のジャパンプレミアに行ってきました。
3月8日シネスイッチ銀座にて。

ミシェル・アザナヴィシウス監督と作曲家のルドヴィック・ブールス氏
そしてゲストに中谷美紀さんが登壇。
オスカー像とともに。

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何か書くとネタバレしてしまいそうになるので
すごく良かったとだけ言っておきます。
映画の中に喜怒哀楽のすべてがある。
そしてそれを支える絶妙の音楽!
サイレント映画では音楽の役割が非常に重要。
古さの中に新しさがあり、本当にお見事でした。
速攻サントラ購入です。


そしてこの映画、ジャックラッセルテリアのアギーに大注目です。
主演男優賞をあげるあげないで揉めたのも頷けます。
もしこの子の出演がなかったらアカデミー賞はなかったでしょう。
アギーの活躍に涙、涙でございます。

公開は4月7日。
お楽しみに!

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by minori557 | 2012-03-14 12:44 | movie



偏愛する舞踏家ピナ・バウシュ
出会いは来日公演で観た「春の祭典」
ストラヴィンスキー本人が拘った本来の「生贄」の形を
土を敷き詰めた舞台の上で忠実に表現したのがピナでした。

2009年の初夏、マイケルや、一心同体で活動していた歌姫の友人を亡くした頃
ピナもまた急死という大打撃を受けた時期がありました。

ピナの生前から企画があったこの映画を
一度は白紙になりかけたこの映画を
ヴェム・ヴェンダースが完成させました。
予定とはだいぶ違った形となりましたが
3Dで上映させたことでピナの世界観は完璧です。

上映を1年以上も待ち続け
すでに2回見にいきました。
これからも空き時間を見つけたら
まだまだピナに逢いにいくでしょう。

絶対にお見逃しなく!


Dance, dance, otherwise we are lost.

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by minori557 | 2012-03-06 11:59 | movie

虎と雪

ウッディ・アレンの映画「人生万歳」。
「マンハッタン」ぽかったかな?文句なしに元気になれます。
「マッチポイント」や「それでも恋するバルセロナ」もすごく良かったけれど
やっぱり彼の作品にはニューヨークの街がいちばん似合う。
主人公の偏屈おじさんはユダヤ人。ウッディ自身が演じなかったのはなぜでしょう?
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「人生」繋がりでロベルト・ベニーニの「人生は、奇跡の詩」も良かった。
(クサい邦題がつけられているので公開時は若干引き気味でした。)
映画が終わったあとのふんわりした余韻がなんともたまらない。
最後の最後まで見逃せない細かい名シーンがありました。
ジャン・レノが出ているうえにトム・ウェイツがピアノを弾き語っています。
ジム・ジャームッシュ作品の中でのベニーニと
トム・ウェイツの異質な絡みを思い出してしまいます。
演じるというより素で映画に出ちゃってるあの2人の感じが好きなんです。
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「ローマに雪が降って、その中にトラを見つけたら、あなたと暮らすわ」

虎が出てきたシーンはそれはそれは美しかった!


機会がありましたら、みなさまも是非に。
by minori557 | 2012-01-30 21:53 | movie

pianomania

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シネマート新宿で公開中の「ピアノマニア」を鑑賞しました。
究極の響きを求めて身を捧げるピアニストと調律師の1年間を追ったドキュメンタリー。

ピアニストはピエール=ロラン・エマール
調律師はハンブルクスタインウェイ社の技術主任であるシュテファン・クニュップファー

他にラン・ランやブレンデル、ブッフビンダーからイグデスマン&ジョーなどちょこちょこ登場するのですが
物語はおおむねエマールと「フーガの技法」が中心となっています。
まあ、ラン・ランやブレンデルの調律の好みや仕方は大体想像できるので
「エマールがフーガの技法を録る」「で、どうやって?」
というところに注目しているところはすごく良かった。
(逆に、エマール以外はあまり必要なかったかも・・・)

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カメラは、エマールがバッハの謎にみちた未完の大作「フーガの技法」を現代のピアノ1台(!)で録音するにあたり
録音当日の1年前から始まるシュテファンとの緻密なセッションから追っかけています。

エマールによると「フーガの技法」では少なくとも曲ごとに4タイプのシチュエーションの音が必要で
チェンバロ、クラヴィコード、オルガン、アンサンブルシチュエーションとして
曲によって調律を変える必要があるということなのでした。

さらには、

「広がる音と密な音、どちらがご希望?」

の質問に対して

「・・・両方。」

とな。

・・・・・笑・・・・

(これうちの調律師にも言ってみよう。超文句言われそう笑)

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音響板やら怪しげな装置を開発したり弦にフェルトを挟んでみたり
様々なアイディアを出したり、必要かどうかもわからないものを取り寄せたり
とにかく四六時中ひた走るシュテファンさん。
文句一つ言わずに「これは私の研究だから」と笑う。
その姿が本当にプロフェッショナルで凄かった。

で、帰宅してその「フーガの技法」のCDを聴いてみましたが本当に素晴らしい。
エマールのこだわった4つのシチュエーションによって1曲1曲がまるで違う楽器を使用しているような。
いろいろあったけれど、結局は怪しげな装置よりもシュテファンの製音とエマールの指のコントロールによってほとんどの問題をクリアしているのが凄すぎる。
定番の、オルガンで録音しているグレン・グールドのものを想像していると仰天します。

映画館の音響があまり良くなかったのでけっこう気持ち悪かった部分もあり
DVDで音響システムの整ったところで未公開シーン含めもう一度観たいです。
by minori557 | 2012-01-27 23:04 | movie

戦場のアリア

こんばんは!
ブログでは公表できない
あんなことやこんなことばかりやっている日々です。



というのは冗談で、、、

献血したのでとりあえずお肉を補給。
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どーん。
血の気が多いらしく、
他人より短時間で順調に献血できるとわかったので
今後も世のためひとのために血を提供していきたいと思います。


先日、とある打ち合わせでナタリー・デセイと
チェチーリア・バルトリの2重唱の秘蔵映像を見せてもらい、
2人の絡み的にはtoo muchな仕上がりでしたが
久々にバルトリ熱が上がったところです。
DVDやサリエリアルバムも引っ張り出して聴いてみました。
ヴィヴァルディはいつ聴いても凄い。



コロラトゥーラのナタリー・デセイも好きで
戦場のアリアという実話に基づく戦争映画で
ダイアン・クルーガーの吹替をしている、という情報を聞きつけ即鑑賞。
旦那のテノール歌手の役はヴィラゾンのお声でした。豪華。
ダイアンの外見からデセイの美声が聴ける、見た目も美しい映像。
大好きなバッハのbist du bei mirを。
お気に入りのシーンです。



ちなみに、3ヶ国語が飛び交うので字幕なしでは無理でした。。。
by minori557 | 2011-08-26 00:04 | movie