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powder run@YAMABOKU

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スキーしに行ってきました。YAMABOKU=山田牧場。
この牧場、以前のブログにも書きましたが夏に黒毛和牛の皆さんとともに歩き回ったところ。
牛たちを冬場だけ暖かい場所に移動させると牧場丸ごとゲレンデになります。
笠岳に向かう車道すら、初心者向けのパノラマコースとして滑れます。

こちら、非圧雪の極上のパウダースノーで有名らしく、どこを滑っても良いという山スキー。
木々の間をすり抜けたり、調子に乗ってくると雪で埋まって見えない小川にはまったりします。
↑ちょっと危ない。

週末には全長13kmのタコチコースという日本最長のコースがオープンするらしい。
でもそんな自然の地形を生かした100%本物のパウダースノーで、
野生の動物と触れ合いながら、日本にいながらそこはまるでスイス。

平日に行ったら人がまるでいないプライヴェートゲレンデで
この日も10人くらいしか滑っておらず、貸し切り満喫しました。
滑りやすいゲレンデなのでひたすら直滑降で。

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がらーん。

が、この素敵な林間コースの非圧雪がパウダー初心者にはやっかいでした。
圧雪エリアでは上級コースまでなんとなく降りることができても
非圧雪エリアに入った瞬間足をとられて転倒しまくり、雪にはまると板がまったく抜けなくなる。
自分の滑れなさにびっくりしました。一日ではとてもマスターできず。
これは慣れが必要そうです。

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ゲレンデ目の前の宿の温泉猫タローちゃんと再会。
実は荻窪生まれのシティーガール。24歳。おんなのこ。
いつもは温泉の脱衣所にいるのに寒くて暖炉まで降りてきてました。

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帰りに見た湯滝。凍ってます。

そのまた帰りに勢いで寄った東松山の動物園で久々にカピバラ。
相変わらず主体性のない動きで群れる群れる。
去年4つ子が2回も生まれたらしく、温泉がぎっちぎちでした。

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ワラビーとも交信。枯れ葉を食べてくれました。かわいい。

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by minori557 | 2012-02-27 21:18 | travel

護国寺のオルゴールの小さな博物館に行ってきました。
出身高校がここから徒歩5分、今住んでいる場所もバスで10分という立地にして
不覚にもこちらの存在をまったく知りませんでした。

演奏会コースと博物館コース(お茶付き)という2種類があり
折角なので両方のコースを申し込んでがっつりと見学。
最初の演奏会コース(50分)でシリンダー、ディスクから
オルゴール付きのオートマタ、リプロデューシング(自動演奏)ピアノを聴いて早くも興奮
館長コースというマニア向けのコースにしなかったことが悔やまれます。

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上の写真は演奏会コースで聴ける自動演奏ピアノ。
スタインウェイのピアノに組み込まれたデュオ・アートという方式。
この日はバッハの平均律から一曲再生される予定でしたが
ロールの不調ということで急遽曲変更があり
幸運なことにホロヴィッツのカルメンファンタジーが聴けることに。
さすが文京区の山の手という素晴らしい立地、いけてる博物館でございます。

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こちらはオートマタ(からくり人形)のピエロ・エクリヴァン。
ランプに灯がともりピエロが手紙を書き始めるも途中でうとうととしてしまい
ランプも消えかけ一瞬目を閉じるもはっと目覚め手紙の続きを書き始めるというストーリー。
ピエロの表情だけでなく、瞼の動き、肘の動き、ランプの火の具合、どれをとっても美しい。

説明によると、手紙の内容はイタリアの喜劇「コメディア・デッラルテ」に由来するもの。
手紙は恋人のコロンビーヌに宛てたものですが、コロンビーヌには別の好きな人がいるという
いかにもピエロっぽいかわいそうな物語。ぐっときます。
コロンビーヌという名前もあってか、シューマンの謝肉祭に登場する
パンタロンとコロンビーヌが脳裏でリピート再生中。
オルゴールの音楽はシューマンではなかったですが。
(ピエロさんが眠くなくなってしまいますし)

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博物館コースでは常設オルゴールで手回しオルガン体験をしたり
ただいま開催中の技あり!シリンダーオルゴール展などもたっぷりと。
でもツアーの時間の都合上全部は聴かせてもらえない。
シリンダーではなぜか、オペラの曲を劇場の外でも楽しみたいという理由からなのか
オペラの序曲ばかり選曲されていた気がしないでもない。タンホイザーとか。
椅子に座って振動を感じながら楽しむこうもりのワルツも迫力がありました。

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こちらは最後に通されるカフェコーナー。ここではウェルテという方式の
リプロデューシングピアノの演奏を聴きながらお茶します。
若干ヨレッたショパンのグランドワルツを聴きました。
(あまり好みではなかったのでどなたが弾いておられたのかは忘れました笑)
ウェルテはロールの引き出しが鍵盤の下にあります。
(デュオ・アートは鍵盤と譜面台の間にロールが。最初の写真参照。)

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写真は撮れなかったのですが、カフェの窓の外には館長が作ったという
クライミング用のホールドが壁一面に取り付けられていて非常に気になりました。
一回も使用されていないらしい。もったいない。


こちらの博物館、かなり面白かったので近々また館長コースで楽しみたいと思います。
みなさまもぜひ。おすすめです。
by minori557 | 2012-02-26 14:49 | art

伝統。

木曜夜からソロコンサートで長野へ行ってきました。
ちょうど新国立劇場で仕事があり、そのまま初台から高速に入るバスに乗り込み4時間。
寒波到来で−14℃まで冷え込む日もありましたが
昼神温泉のとろとろのお湯に浸かって身体はぬくぬくでございました。

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ちょうど地元中日新聞さんのミニコミ紙の1面カラーに私たちの記事が!

前ノリして身体と精神を研ぎ澄ませ 地元の方々と触れ合い
背筋の伸びるような寒さ 透き通る青空のもとふらふら散歩。
昔の記憶を呼び戻しながら弾いた悲愴ソナタは
いつものロビーコンサートとは何か違う感覚でした。

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昼神温泉郷のいちばん奥にひっそりと佇む十時屋加否茶館のパンケーキ。
実はパンケーキが苦手で七里ケ浜bills以降パスしていたのですが、これは美味しかった。
昔懐かしい古き良き伝統の味で、地元では有名店だそうです。


伝統というと.....話は変わって.....
最近気になってフォローしている話題の橋下市長の、府知事時代から続く改革に纏わるニュース
大フィルや文楽への補助金大幅カット問題の行方が心配です。
改革自体はやむを得ないし、今の日本に最も必要なこと。
彼くらい派手にやって世の中の歪みを叩き壊していかないといけない。
それももっと大きな国単位の規模で。
でも歪みの原因はそこじゃないだろう、と思うわけで。


橋下さんは大阪で文楽を鑑賞したあと「もう2度と文楽を観ない」と言い放ち
さらには、「人形を3人で動かすのは人が多すぎるから1人でじゅうぶん」
というような発言をされたそうです。

もうちょっと文化に理解のある政治家なのかと思っていたので残念です。
知らないなら知らないにしても、知らないからこそ下せる判断などと賞賛はできない。
文楽が文楽でなくなる、まったく別のモノになってしまう危機ですし。

確かに例外もあります。
かの有名な曾根崎心中の初演時は人形を1人で扱ったと言いますし
昨年文楽界に斬新な風を送り込んだ杉本博司さんの手がけた曾根崎心中もやはり1人でした。

しかし、それとこれとはまた別で、、、

なんでも新しいことを始めるにはまず古き伝統を理解してそれを踏まえなければならない。
伝統を削ってできる新しいことなんて何もない。


今後この問題がどのように解決していくのか。。。。。



一気に色々な事を考えた長野滞在でした。



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雪がふるいにかけた粉砂糖みたいにきれいに積もりました。
長野の大自然が大好きです。
今週は北のほうに行きます ←笑
by minori557 | 2012-02-20 01:35 | concert report

ナズドラーヴィエ。

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公演を終えたセルゲイ&イリヤとお疲れさまごはんで築地へ。

神戸から駆けつけたエリも一緒に。


「何食べたい?何飲む?」

...と聞くと

「何でも。君たちに任せるよ」

...ジャパニーズ的な煮え切らない返事。

まあ、何か理由をつけていちいちナズドラーヴィエ(乾杯)する僕たちについてきて
一緒になって飲んでたら君たち間違いなく潰れるから任せてるんだよ

という紳士的対応なんだろうと前向きに解釈。
ロシアはヨーロッパとは違って飲め飲め文化です。
すごい人となると朝起きて水ではなく冷凍庫からウォッカ取り出します。
そして初めて知ったのですが、手酌禁止な文化らしい。びっくり。
(↑刺身を前に熱燗祭が始まっていました。わっしょい。)


セルゲイはこの日のステージで人生初の弾きながら咳が止まらなくなるアクシデントがあり
一度舞台袖にはけて仕切り直そうとした、と後で話していましたが
曲間にひと呼吸置いただけで最後まで見事に弾き続けました。


寡黙な人ですが終演後は饒舌になり、意外と普通に人間らしいんだなーと安心。
ロシア人は飲まない人間を絶対信用しない気がします。
本番前で凝り固まっていた緊張がお酒でやっとほぐれたようで良かった。


ほぐれてきたところで、アンコールのショパンのソナタ3楽章がものすごく良かったので
秋のリサイタルではショパンが全部聴きたい!とリクエストしてみましたが


「つまんないから嫌だ。」


はい。あっさり却下されましたー(笑)


確かにショパンはね、ピアニストは楽しいですけどね、
貴方のテクニックではボーリングピースですよね。。。
今回お弾きになったポロネーズも楽しそうなジャンドロン版でしたしね。。。。
(ちなみにジャンドロン版とはピアノパートの負担が軽減されている代わりにチェロパートが超絶技巧)


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一方、ピアニストのイリヤはいつも通り。
GPでは余裕でラフマニノフのソロを次から次へと素敵に弾いていました。
(冬場のマチネ公演というのは寒さでなかなかピアノの音が立ち上がってこないため
直前の舞台稽古でかなり鳴らしておかなければなりません。)
水曜日の公演で製本されていないバラバラのコピー譜をめくる(スライドさせる?)
というサディスティックな状況になっていたので
昨日は張り切ってセロテープ持参、製本を提案してみたものの


「必要ないよ、イッツインタレスティング。」


。。。

。。。。。

。。。。。。。。。。ぱーどんみー?(笑)


さらに、変色してボロボロなブラームスのスコアは冒頭ページが破けており
勢い良く弾き出す瞬間にぺらんぺらんの紙がヨレッ!!!!となって
手の上にスライディングするかもしれない恐怖との闘い。

なぜにテープで貼ったらダメ?
問い詰めつつスコアを取り上げてみると、


「マネス音楽院付属図書館」の刻印。


あぁぁ!懐かしいっ!!


じゃなくて、、



買いましょうよ。。。。。。(笑)



いろいろスリル満点なアテンド体験でした。



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最後にエリちゃんと。
ぶれぶれだよイリヤくん。
by minori557 | 2012-02-14 00:30 | etc

1年のうちいちばん時間のある2月

友人のコンサートに行って、文楽に行って、慣れないことに挑戦して。

休息のつもりが、自分でピアノを弾くよりも緊張感のある毎日です。
そして何よりも、いい舞台に接していられる幸せよ。

そんななかで毎日懐かしい誰かと再会もある。
かけがえのない瞬間はあっという間に過ぎる。


そんな時間を共有できたすべての人たちへ。
この場を借りて、ありがとう!!!


さて、明日はセルゲイ・アントノフのチェロリサイタル第2弾。
保谷こもれびホールで14時開演
です。
コンチェルトもいいけれど、是非この人のリサイタルを聴いてほしい。
世の中にはガリガリとヴァイオリニストのように弾くチェリストが増えてしまいました。
チェロの美しい音色はどこにいったの?と悲しくなることもあります。

でも、彼の音楽にはガリガリする必要もない余裕がある。
汗もかくことなく、大曲を弾いても舞台袖に引っ込むこともせず
「次いくよ?」とピアニストを挑発する。
彼ならフルリサイタルプログラムを1日に5回弾くこともできるでしょう。
そして一瞬も乱れない。隙がない。どこまでも伸びる美しいハイノート。
ただ音楽が好きだから一日中弾いていられるのだそうです。
まだ若干28歳。ゆっくりゆっくり着実に巨匠の道をいってほしい。
これから道を外すことのないように、日本の聴衆の皆さんにも彼を育てて欲しいなと願っています。

一般の方からも音楽関係者からも絶賛の嵐だった日経ホール公演から4日経った明日
同じプログラムでどんな変化があるか楽しみです。
絶対にお見逃しなく!!!!!!!!!!!!!
by minori557 | 2012-02-11 13:13 | etc

in-n-out

早いもので2月ももう2週目に入ってしまいました。
光陰矢の如し。

おかげさまで風邪をひくこともなく元気にやっております。
年末年始とエンターテイメント色の強いステージが多かったこともあり
年明けからの急なスイッチの切り替えについていけなくなる辛い日々でした。
芸術に戻るにはインプットとアウトプットのバランスが崩れすぎていた。
気づけば「出す」ものが完全に何もなくなってカラッポだった。

先日、ここ最近の生活のメインだったブラームスのクラリネットソナタ2番を
弾ききるステージがすべて終わって一段落したところです。
写真は終演後クラリネットの宮増孝江ちゃんと松元香先生と。

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 弾き終わったあとだけに髪の乱れがハンパなし...

この曲は晩年のブラームスがクララ(シューマンの妻)への生涯変わる事のない、そして叶う事のない不変の愛を貫き、己の残り少ない人生の時間のなか渾身の力を込めて作った最後の室内楽のなかでも最後の曲です。すでに天に召されている1楽章、生への未練の2楽章、命の終わりを感じる「無」の3楽章。決して楽章抜粋で演奏することなどありえない完成した大作です。そう、この曲は「1楽章だけやったことありまーす♪」なんてことは絶対に許されないのです。

この頃のブラームスはクララとはすでに絶縁状態にあったと言われており、この楽譜とともにクララへ送った手紙には

「蛇が尾を噛んで、環は閉じられたのです」

と書いてあったそうです。

自分の尾を噛む蛇とは永遠に続くものの象徴であり、愛を崇高なものへと昇華させるために曲の最後の最後にバッハのマタイ受難曲のモチーフと思われる一節(このモチーフはクラリネットトリオやソナタ1番にも登場する)を取り入れたという研究がされています。ちなみにそのモチーフの意味を調べてみると「私は心から幸せな最後を望んでいます」という内容。

。。。。。。。。。

どうですか?泣けませんか?!?!

弾けば弾くほど、こんな人生の中盤で弾けるような代物ではないという重みに潰されるのです(笑)次に弾く時はせめて40歳を過ぎていたい。。。


ブラームスが終わって身軽になったところで、連日コンサートやら歌舞伎やら芝居に通い詰める日々。

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こちらはただいま好評の芝居、女優の勝野雅奈恵ちゃんがお父様の勝野洋さん、夏樹陽子さんと出演中の3人芝居、ニール・サイモンの「映画に出たい!」の公演後ショット。ものすごい台詞の量と叫びの量。迫真の演技で引き込まれました。おちゃめなお父様がみられたことも楽しかった。博品館劇場で12日まで。おすすめ公演です。

会場でマナアイランドのアクセサリー出店してたので購入♪
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かわいい〜!ちゃんと七奈美らしさを引き継いでます。

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あ、加湿器が壊れたのでナノケア買いました(笑)

それでは!
by minori557 | 2012-02-07 23:44 | concert report

2cellos × glee

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昨年日本でもデビューした2cellosというユニットをご存知でしょうか?
youtubeから生まれたクロアチア出身の2本のチェロによるユニットです。
ロッカー出身かのようなリズム感に爆発的なプレイでMJのsmooth criminalを弾いて話題になりましたが
実はしっかりとクラシカルトレインされた2人で、それぞれ名門の英国王立音楽院
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージックの出身。
youtubeでは普通にショスタコーヴィチやチャイコフスキーも聴くことができます。
日本のちゃらりとした素人騙しビジュアル系ユニットを想像してはいけません。
かなりうまいです。

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そんな彼らの出世作smooth criminalが、なんとGLEEで使われた!!!
キャストとコラボで歌入り。わおーーーー!!!!

わたくし、実はGLEEの大ファン。
彼らの選曲やパフォーマンスから実に色々なことを学んでいます。
チア部の顧問、スー・シルベスターの狂いっぷりも素晴らしいのだ(笑)
(ちなみにキャストでいちばん親友になれそうなのはカート笑。センスがばっちり近い♡)

このエピソードはシーズン3のものでアメリカ本土で本日放送分。
まだまだ日本でDVDでチェックすることはできませんが、本当に楽しみです。

2cellos、わたしはcoldplayのviva la vidaをピアノアレンジしていた頃に偶然知りました。
コンサートも行ってみたいなー

彼ら、弓の毛替えはどのくらいの頻度でやってるのでしょうねえ(笑)





ところで、チェロつながりなのですが、、、
ひょんなことからセルゲイ・アントノフ(vc)×イリヤ・カヅァンツェフ(pf)の東京公演にて
譜めくり&アテンドいたします。
セルゲイは第13回チャイコフスキーコンクールの覇者であり
イリヤはニューヨーク時代のマネス音楽院の旧友です。
昨年に引き続きの来日公演だそうです。
チェロ好きな方、是非この機会に本物のロシアの音に触れてみてはいかがでしょうか?

2月8日(水)日経ホール(大手町)
2月12日(日)保谷こもれびホール(保谷市)

日経ホール公演はなんと3500円?!
安すぎやしませんか?これは絶対お得だとおもいます。


以上、本日はチェロの話題でした。おやすみなさい!
by minori557 | 2012-02-01 02:23 | etc