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11月のうちに。
2015年 11月 30日

船上トリオのアンサンブル・リリアン陸上初となる物語と音楽の世界〜シーパラダイスコンサート〜終演しました。船で披露したショーの内容をそのまま上演する企画、舞台さんありきですので音響さん照明さんの力をお借りしなければ実現できない企画です。シーパラダイスは30分の物語なので、せっかくなので生音も聴いていただこうとプログラム前半は楽器紹介を中心に生音で演奏しました。

無料コンサートとは思えない盛りだくさんな企画と、歌ってナレーションもこなす芸達者な景子さんにお客様はびっくりされていましたが、楽しんでいただけていたら嬉しいです。クルーズのお客様やご一緒するマジシャンさんのお顔も見えて、船が懐かしくなりました。
ところでけいこリーダー、船内ではよく捜索願が出て私の部屋に内線がかかってきたものですが、この日も突然新しいマイクを買いにいくという衝撃的な行動に出まして、打ち合わせと違う、しかも使ったことのないマイク持参で貧血気味で登場。ギョッとする私をよそにチェロ由美が「いつもの感じだね」と冷静に言い放ったのが印象的でした。私が身につけるべきことはこの低音奏者ならではの包容力か。笑。新しい1年の目標のひとつです。

というわけで。
27日の誕生日にはたくさんのお祝いメッセージをいただきありがとうございました!思いがけずいろんなところで直接お祝いしてくださった皆さまに感謝です。

誕生日当日は大好きな酢飯屋さんにて。
まだ細胞の生きてるタコを叩きつけてシメて食らうアトラクションが楽しかったです。
食のアート、酢飯屋さん。熟魚の数々も相変わらず感動です。


今年も残り1ヶ月、最後までどうぞよろしくお願いいたします。
12月のスケジュールがひどく混戦中でまだ発表できませんが、追ってアップしますね!
▲
by minori557
| 2015-11-30 17:09
| concert report
1/24 グリーグのピアノ協奏曲弾きます。
2015年 11月 24日
留学して最初のレッスンでピアノ協奏曲のレパートリーを教えてと言われ、当時3曲しかレパートリーがなかったことに唖然としていた師匠の表情を思い出します。
日本の音大では実技試験のためにヘタすると1曲に1年もかけて曲を仕上げてきたことを説明するとさらに呆然とする師匠。遅れを取り戻すべく留学1年目にまずはラヴェルのト長調とモーツアルトの21番が与えられました。(ちなみに2年目は「苦手そうだから」という理由でショパンの2番が与えられましたが使い物にならずお蔵入り、笑)
環境が変わるまで音大の教育の遅れに気づかなかったことに焦って必死で練習したあの頃。時が経ち、厳しく指導してくださった師匠のありがたみをじんわりと感じています。
子供のころからオーケストラと弾きたくてピアノを続けてきた私。夢は現実となり、今となってはオーケストラ共演の機会は少ないほうではありません。モーツアルトからガーシュインまで、名曲の数々を弾かせていただいてます。
そして、すでに大反響でたくさんのお問い合わせをいただいているのですが、来年の1月24日に地元である守谷アンサンブルオーケストラの皆さんとグリーグのピアノ協奏曲を演奏させていただきます。

これまで選曲会議で候補に挙がることはあっても選ばれることがなかった大好きな曲を、子供の頃から弾いてきた素晴らしいノバホールで演奏できるということ。これまでのコンチェルト人生のなかでも特別なコンサートとなりそうです。ちなみにこのお話をいただいた日、偶然にもこのノバホールで五嶋龍さんのリサイタルを聴いていたのでご縁を感じずにはいられません。
若きグリーグはクララ・シューマンの弾くシューマンの協奏曲の演奏会に立ち会い感銘を受け、この曲のインスピレーションを得ました。毎日の生活費を稼ぐ為だけの教えたりリハーサルなどの骨折り仕事をこなしながら、何度も中断しながらこの曲を書き上げたそうです。
この時期はどうにもこうにも本番が多くて練習も中断してばかりですが、徐々に他のお仕事をセーブさせていただき、年明けからこちらの公演に集中させていただきます。是非予定を空けておいてくださいね。ちょうど2ヶ月後、ノバホールのステージでお待ちしております^^
2016年1月24日(日)
守谷アンサンブルオーケストラ
第20回定期演奏会
場所 : つくば市 ノバホール
時間:14:00開演(13:30開場)
入場無料
指揮:小松拓人
ピアノ:増田みのり
オーケストラ:守谷アンサンブルオーケストラ
<プログラム>
シュトラウス2世:歌劇「こうもり」序曲
グリーグ:ピアノ協奏曲 (ピアノ 独奏 増田みのり)
ベートーベン:交響曲第6番 「田園」
日本の音大では実技試験のためにヘタすると1曲に1年もかけて曲を仕上げてきたことを説明するとさらに呆然とする師匠。遅れを取り戻すべく留学1年目にまずはラヴェルのト長調とモーツアルトの21番が与えられました。(ちなみに2年目は「苦手そうだから」という理由でショパンの2番が与えられましたが使い物にならずお蔵入り、笑)
環境が変わるまで音大の教育の遅れに気づかなかったことに焦って必死で練習したあの頃。時が経ち、厳しく指導してくださった師匠のありがたみをじんわりと感じています。
子供のころからオーケストラと弾きたくてピアノを続けてきた私。夢は現実となり、今となってはオーケストラ共演の機会は少ないほうではありません。モーツアルトからガーシュインまで、名曲の数々を弾かせていただいてます。
そして、すでに大反響でたくさんのお問い合わせをいただいているのですが、来年の1月24日に地元である守谷アンサンブルオーケストラの皆さんとグリーグのピアノ協奏曲を演奏させていただきます。

これまで選曲会議で候補に挙がることはあっても選ばれることがなかった大好きな曲を、子供の頃から弾いてきた素晴らしいノバホールで演奏できるということ。これまでのコンチェルト人生のなかでも特別なコンサートとなりそうです。ちなみにこのお話をいただいた日、偶然にもこのノバホールで五嶋龍さんのリサイタルを聴いていたのでご縁を感じずにはいられません。
若きグリーグはクララ・シューマンの弾くシューマンの協奏曲の演奏会に立ち会い感銘を受け、この曲のインスピレーションを得ました。毎日の生活費を稼ぐ為だけの教えたりリハーサルなどの骨折り仕事をこなしながら、何度も中断しながらこの曲を書き上げたそうです。
この時期はどうにもこうにも本番が多くて練習も中断してばかりですが、徐々に他のお仕事をセーブさせていただき、年明けからこちらの公演に集中させていただきます。是非予定を空けておいてくださいね。ちょうど2ヶ月後、ノバホールのステージでお待ちしております^^
2016年1月24日(日)
守谷アンサンブルオーケストラ
第20回定期演奏会
場所 : つくば市 ノバホール
時間:14:00開演(13:30開場)
入場無料
指揮:小松拓人
ピアノ:増田みのり
オーケストラ:守谷アンサンブルオーケストラ
<プログラム>
シュトラウス2世:歌劇「こうもり」序曲
グリーグ:ピアノ協奏曲 (ピアノ 独奏 増田みのり)
ベートーベン:交響曲第6番 「田園」
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by minori557
| 2015-11-24 16:22
| concert info
誕生日
2015年 11月 07日

幸せな幸せな誕生会でこちらのピアノの弾きおさめ。
この場所との最後のお別れをしてきました。


10年という経年変化から生まれた独特の空気に包まれ
この場所で過ごした著名人たちの残していったサインを目に焼き付けながら弾く
「時には昔の話を」

HAPPY BIRTHDAY
すてきな時間をありがとう

2015.11.6
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by minori557
| 2015-11-07 21:02
| etc
遅くなりましたが
2015年 11月 06日
10/31 ジョイントリサイタルが無事に終演いたしました。
たくさんの方々にご来聴いただき感謝しております。
3人それぞれの人生を歩んでいて今となっては共演の機会は多くはありませんが、一緒に演奏できる同級生たちが近くにいるということ、決して当たり前ではないことでステキなことなんだなあと気づきました。

スタッフの皆さん、スタッフじゃないのにリハからずっと立ち会ってくれた麗子ちゃん、ただすけ、本番数日前に「フランクはピアノコンチェルトなのでつけられなかったら私が悪い」と言いながらフランクのソナタの練習につきあってくれたスーパーヴァイオリニスト由実ちゃんも(見てるかな、)本当にありがとうございました。
ほかにも、駆けつけてくれた親しい音楽仲間たちからの社交辞令ではない厳しい声の数々、命尽きる日まで芸道をまっとうするための良いサプリメントとなりました(叩かれて伸びるタイプは私だけかもね...笑)そしてなにより、共演のお2人に感謝です。
ひとりひとりが断片的ではなく全体のステージ像をイメージしていること。
とにかく良い方向に向かって考えて考えて考えること。
こだわりを取っぱらって同じ方向を目指すこと。
・・・これが今回特に難しかったことで、次の課題になりました。



お祝いまで!
このほかにもたくさんのプレゼント、本当にありがとうございました^^
たくさんの方々にご来聴いただき感謝しております。
3人それぞれの人生を歩んでいて今となっては共演の機会は多くはありませんが、一緒に演奏できる同級生たちが近くにいるということ、決して当たり前ではないことでステキなことなんだなあと気づきました。

スタッフの皆さん、スタッフじゃないのにリハからずっと立ち会ってくれた麗子ちゃん、ただすけ、本番数日前に「フランクはピアノコンチェルトなのでつけられなかったら私が悪い」と言いながらフランクのソナタの練習につきあってくれたスーパーヴァイオリニスト由実ちゃんも(見てるかな、)本当にありがとうございました。
ほかにも、駆けつけてくれた親しい音楽仲間たちからの社交辞令ではない厳しい声の数々、命尽きる日まで芸道をまっとうするための良いサプリメントとなりました(叩かれて伸びるタイプは私だけかもね...笑)そしてなにより、共演のお2人に感謝です。
ひとりひとりが断片的ではなく全体のステージ像をイメージしていること。
とにかく良い方向に向かって考えて考えて考えること。
こだわりを取っぱらって同じ方向を目指すこと。
・・・これが今回特に難しかったことで、次の課題になりました。



お祝いまで!
このほかにもたくさんのプレゼント、本当にありがとうございました^^
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by minori557
| 2015-11-06 00:08
| concert report
白神山地ガイドツアー&コンサート
2015年 11月 02日
10/25 白神コンサートのご報告から。

晴れの日のブナ林
屋久島と同時に世界自然遺産に登録された白神山地。
いままで白神は青森というイメージでいましたが、白神のコア部は秋田側にあり、ユネスコに守られるようになってから入山規制が始まって一般の人が入ることができません。森の中だけで生命を繋ぐ完全なサイクルが完結しているので、そのリズムを守るべく道路などの人工物が作られないよう世界で守られています。

育つスピードの遅いブナが何百年もかけてすくすくと育って世界最大級のブナ原生林となり、小さなブナの枝から400年の大木までが生い茂る、世界遺産区域外ではあるけれどそこと同じ雰囲気を味わえるのが今回の演奏会場となるはずだった「岳岱の森」でした。
楽しみにしていたブナ原生林の中でのコンサート。カリスマガイドさんと一緒に歩く森のガイドツアーは早々に定員となっていたそうですが、紅葉が例年より早く、ちょうど寒冷前線の通過でなんと初雪に。気温は2℃。取材に来ていたNHKさんもびっくり。

雪で森の中に楽器を運びこめないので清佳ちゃんのアカペラで急遽2曲。もののけ姫の舞台でのもののけ姫の演奏は叶わず、止むを得ず下山後世界遺産センターで本公演となりました。

木の温もりのホールのような響きが心地よかったです。
後ろの400歳のブナの写真はライトを当てたわけでなく自然光で光っています。
今回出会った金子みすゞさんの詩にちひろさんというアーティストが曲をつけた「この道」が本当に素敵な曲でした。私のアレンジした武満徹「翼」が清佳ちゃんの声とピッタリはまって素敵だったので急遽プログラムに加えてもらったこともまた幸せで。音楽は時間芸術であり、やがて消えていく儚いものですが、ピッタリはまった瞬間を共有する幸せは言葉にはできません。

歌手の土屋清佳ちゃん、滞在中お世話になりました白神コミュニケーションセンター代表の後藤千春さんと♪
森の中でのコンサートという珍しい試みを実現させるために奔走してくださった方々に本当に感謝しています。いつかこの1枚目の写真のような輝くブナの森で心ゆくまでドビュッシーを弾いてみたいという新たな夢もできました。
秋田でお世話になりました方々、愛に溢れたソプラノ歌手の土屋清佳ちゃんへ、この場を借りて感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
コンサートについては土屋清佳ちゃんのブログで詳しくレポートされているので是非読んでみてくださいね。
国内のまだ行けていない世界自然遺産、残すは知床のみとなりました。
いつか演奏しに行ける日がくればいいな。

晴れの日のブナ林
屋久島と同時に世界自然遺産に登録された白神山地。
いままで白神は青森というイメージでいましたが、白神のコア部は秋田側にあり、ユネスコに守られるようになってから入山規制が始まって一般の人が入ることができません。森の中だけで生命を繋ぐ完全なサイクルが完結しているので、そのリズムを守るべく道路などの人工物が作られないよう世界で守られています。

育つスピードの遅いブナが何百年もかけてすくすくと育って世界最大級のブナ原生林となり、小さなブナの枝から400年の大木までが生い茂る、世界遺産区域外ではあるけれどそこと同じ雰囲気を味わえるのが今回の演奏会場となるはずだった「岳岱の森」でした。
楽しみにしていたブナ原生林の中でのコンサート。カリスマガイドさんと一緒に歩く森のガイドツアーは早々に定員となっていたそうですが、紅葉が例年より早く、ちょうど寒冷前線の通過でなんと初雪に。気温は2℃。取材に来ていたNHKさんもびっくり。

雪で森の中に楽器を運びこめないので清佳ちゃんのアカペラで急遽2曲。もののけ姫の舞台でのもののけ姫の演奏は叶わず、止むを得ず下山後世界遺産センターで本公演となりました。

木の温もりのホールのような響きが心地よかったです。
後ろの400歳のブナの写真はライトを当てたわけでなく自然光で光っています。
今回出会った金子みすゞさんの詩にちひろさんというアーティストが曲をつけた「この道」が本当に素敵な曲でした。私のアレンジした武満徹「翼」が清佳ちゃんの声とピッタリはまって素敵だったので急遽プログラムに加えてもらったこともまた幸せで。音楽は時間芸術であり、やがて消えていく儚いものですが、ピッタリはまった瞬間を共有する幸せは言葉にはできません。

歌手の土屋清佳ちゃん、滞在中お世話になりました白神コミュニケーションセンター代表の後藤千春さんと♪
森の中でのコンサートという珍しい試みを実現させるために奔走してくださった方々に本当に感謝しています。いつかこの1枚目の写真のような輝くブナの森で心ゆくまでドビュッシーを弾いてみたいという新たな夢もできました。
秋田でお世話になりました方々、愛に溢れたソプラノ歌手の土屋清佳ちゃんへ、この場を借りて感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
コンサートについては土屋清佳ちゃんのブログで詳しくレポートされているので是非読んでみてくださいね。
国内のまだ行けていない世界自然遺産、残すは知床のみとなりました。
いつか演奏しに行ける日がくればいいな。
▲
by minori557
| 2015-11-02 09:25
| concert report
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